いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

弥陀名号

みだみょうごう

石岡市

弥陀名号は、「南無阿弥陀仏」の6文字、浄土宗の開祖である法然の書といわれ、親鸞の奥方恵信尼(えしんに)が金糸(きんし)で刺繍したものと伝えられています。
書体は、藤原様式の特色を有し、天蓋(てんがい)と台座の蓮弁(れんべん)は鎌倉様式の特徴を示しています。
建保2年(1214)、現笠間市稲田に居を構え布教に専念した親鸞が、大覚寺(だいかくじ)に足を運んだ折、恵信尼が刺繍し寺の寺宝として保存されたものといわれています。

弥陀名号

1枚
寸法 縦63cm、横17cm
指定年月日 昭和33年3月12日
所在地 石岡市大増3220
管理者 大覚寺
制作時期 鎌倉時代初期