いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

つのたらい

つのたらい

水戸市

平安時代以来、手洗いの日用品として、中世・近世を通じて、数多くつくられてきました。4本の手がついているのは、袖をかけ、手を洗うのに都合が良いとの説もありますが、持ち運びに便利なためでしょう。
本品は、黒漆地に金蒔絵(きんまきえ)で、上部に鶴、中央に橘、基台に竹を表し、手の付け根は、菊座(きくざ)の金具を付けています。制作年代は、江戸時代でしょう。

つのたらい

1合
寸法 径39.6cm、高さ20.6cm
指定年月日 昭和33年7月23日
所在地 水戸市緑町2-1-15
管理者 茨城県立歴史館
制作時期 江戸時代