いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

陶造狛犬

とうぞうこまいぬ

鹿嶋市

瀬戸鉄釉(せとてつゆう)狛犬、瀬戸窯(せとがま)、3躯です。
鹿島神宮境内の摂社(せっしゃ)にまつられていたもので、大きい1躯は吽形のみで、低頭型の頭の大きいやせ形の胴をした山犬型の風を残しています。胸飾の帯や胸毛のくし目などの表現から、制作年代は室町時代半ばころと思われます。阿吽1対の方は前肢の細い、やせ身の体躯で、顔は山犬に近く、胸毛は粘土を張り付けて1段高くしています。

陶造狛犬

3躯
寸法 吽形(うんぎょう):高さ30.8cm
阿吽1対:阿形(あぎょう)24.5cm、吽形23.6cm
指定年月日 昭和33年7月23日
所在地 鹿嶋市宮中2306-1
管理者 鹿島神宮
制作時期 室町時代中・後半