いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

石灯籠

いしどうろう

鹿嶋市

宝珠(ほうじゅ)、竿(さお)は円形で、笠(かさ)・火袋(ひぶくろ)・中台(ちゅうだい)・基台(きだい)は各々6角形をなしています。
宝珠の下部には請花(うけばな)を彫り、笠には蕨手(わらびて)が巻き上がっています。火袋は上下に格狭間(こうざま)を配しています。中台は格狭間の下に請花を彫り、竿は上下に2本、中部に3本の横線を刻んでいます。基台は反花(かえりばな)が深く彫られています。
竿の部分に「奉寄進藤原朝臣安藤対馬守重信鹿島大明神御宝前元和五巳未六月大吉祥日」と銘文があり、制作年代は元和5年(1619)です。

石灯籠

1基
寸法 搭高:256cm
指定年月日 昭和33年7月23日
所在地 鹿嶋市宮中2306-1
管理者 鹿島神宮
制作時期 江戸時代初期