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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

太刀(銘 備前国長船住長光作永仁二年月日)

たち(めい びぜんのくにおさふねすみながみつさく)

牛久市

鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)、磨り上げて反り浅く中鋒(なかきっさき)です。鍛えは板目肌(いためはだ)約(つ)み、乱映り立っています。焼刃(やきば)は細直刃(ほそすぐは)僅かに湾(のた)れて、丁子足(ちょうじあし)見事に入り、匂口(においぐち)が締まっています。帽子は僅かに湾れ込み、先小丸(さきこまる)僅かに反っています。彫物(ほりもの)は佩表(はきおもて)の鎺(はばき)下に梵字があります。茎(なかご)は磨き上げ、先切(さききり)、鑢眼(やすりめ)勝手下り、目釘孔(めくぎあな)3、佩表(はきおもて)棟寄りに長銘(ちょうめい)、裏に同じく永仁2年(1294)の年紀があります。

太刀(銘 備前国長船住長光作永仁二年月日)

1口
指定年月日 昭和36年3月14日
所在地 牛久市牛久町90
管理者 個人
制作時期 永仁二年 (1294年鎌倉時代)