いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

太刀(伝 大村加卜)白鞘

たち(でん おおむらかぼく)しろざや

ひたちなか市

大村加卜は駿河国(静岡県)出身の外科医師で越後高田藩松平家に仕え、天和元年(1681)松平家が改易(かいえき)されたのち、水戸家に仕えました。
外科用「メス」を製作することから、刀剣鍛錬の道に入りました。
常陸太田市上利員町(かみとしかずちょう)鏡徳寺(きょうとくじ)で、徳川光圀の命により貞享2年(1685)太刀2振りを鍛えています。この刀は、豪壮な体裁に加えて地・刃のできが優れています。また、白鞘には、光圀の命によることや、試し切りが6度に及んだことなどの由緒書があります。

太刀(伝 大村加卜)白鞘

1口
指定年月日 昭和37年8月27日
所在地 ひたちなか市市毛1242-2
管理者 個人
制作時期 江戸時代