いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

螺鈿硯箱

らでんすずりばこ

筑西市

外は黒塗、内は朱塗の木造漆塗の青貝細工で、上下二段に造られ、上段は硯箱(すずりばこ)、下段は文箱(ふばこ)になっています。
箱の四面に四季の風物、上面に唐風の宮殿と人物が配されています。
硯は長さ20cm、巾7cm長楕円形で海が両端に配され、水差は金色の蝶をかたどっています。
明和7年(1770)5月4日、仙台23代城主伊達重村が江戸よりの帰途、先祖ゆかりの地である中館観音寺(なかだてかんのんじ)に詣で、寄進したものです。

螺鈿硯箱

1合
寸法 硯箱:縦38cm、横21cm、高さ15cm
硯:長さ20cm、巾7cm
指定年月日 昭和37年10月24日
所在地 筑西市中舘522
管理者 観音寺
制作時期 江戸時代