いばらきの文化財
文化財種別
県指定 有形文化財 工芸品
六地蔵石幢
ろくじぞうせきどう
土浦市
石塔の一つで石幢(せきどう)と呼ばれるものです。筑波山周辺では、中世以来、六角地蔵石幢が流行しましたが、通称を六地蔵石燈篭と呼んできました。これは花崗岩材でつくられ、龕部(がんぶ)を六角に作り、それぞれの面に地蔵(立像)の合掌、または仏が10本の指で表す形の密印をあらわしたものが彫ってあります。
一般の石燈篭(いしとうろう)より笠(かさ)が大きいのが特徴で、屋根より上部が大きく、蕨手(わらびて)が上部まで巻き上がっているのが弱くなっています。そして、中台(ちゅうだい)側面に格狭間(こうざま)をつけた蓮弁(れんべん)が彫ってあります。
六地蔵石幢
数 | 1基 |
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指定年月日 | 昭和41年3月7日 |
所在地 | 土浦市東城寺650 |
管理者 | 東城寺地区 |
制作時期 | 室町時代末期 |