いばらきの文化財
文化財種別
県指定 有形文化財 工芸品
石造九重層塔
せきぞうくじゅうそうとう
つくば市
層塔は鎌倉時代以後、軸部作り出し式が一般的になりました。本塔においては、その軸部も省略され、屋根が重ねられた形式です。
相輪(そうりん)も簡略化し、九輪(くりん)は七輪(しちりん)になっています。
こうした省略化の傾向は15世紀後半から見られるところで、本塔の製作年代は慶長年間(1596~1615)に下るかもしれません。
しかし、基礎から相輪まで一具完存するのは珍しく、美術工芸史的には当時代の貴重な遺品といえます。
花崗岩製で総高253cmです。
石造九重層塔
数 | 1基 |
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寸法 | 総高:253cm |
指定年月日 | 昭和42年11月24日 |
所在地 | つくば市神郡970 |
管理者 | 個人 |
制作時期 | 室町時代後期 |