いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

棕毛払子

そうもうほっす

土浦市

インドにおいて獣毛などの毛束を柄先(えさき)につけ、虫や蚊を払ったものが、のちに仏教において僧侶の威儀を正す法具となりました。
とくに、禅宗和尚の間に流行しました。「法雲寺雑記便覧」によると、延慶3年(1310)元国にわたり天目山(てんもくざん)の中峰明本(ちゅうほうみょうほん)(1263~1323)に師事した復庵和尚(ふくあんおしょう)が帰国にあたって、師から伝えられたものといわれています。

棕毛払子

1振
指定年月日 昭和43年3月28日
所在地 土浦市高岡1890
管理者 法雲寺
制作時期 鎌倉時代末期