いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 女神像

もくぞう めがみぞう

常陸太田市

一木造、素地、像高118cmです。もと西金砂大御堂(にしかなさおおみどう)に伝来し、明治初めに菊連寺(きくれんじ)に移されたと伝えられています。檜材、頭・体部を通して一材彫り出し、内刳(うちぐり)もない一木彫成像です。面相は虫害のため目鼻立ちがわかりません。双髪を両肩まで垂らし、両手を胸前袖口内で合わせているところから女神像としていますが、天部像(てんぶぞう)の吉祥天(きっしょうてん)とみる説もあります。平安時代末の制作と思われます。

木造 女神像

1躯
寸法 像高118cm
指定年月日 昭和40年2月24日
所在地 常陸太田市上宮河内3600
管理者 菊蓮寺
制作時期 年代不詳