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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

寄木造 十一面観音立像

よせぎづくり じゅういちめんかんのんりゅうぞう

笠間市

この仏像は、檜材の寄木造で、頭に十一面の化仏(けぶつ)をいただき、右手に数珠(じゅず)、左手に蓮の花を持っています。
頭と体は前後にはり合わせ、両肩は寄木、両腕と足の部分は別の木になっています。体内は干割(ひわれ)を防ぐためと重量を減らすために大きく抉(えぐ)られています。 
また、部分に補修の跡が見られます。
目は彫眼(ちょうがん)、顔は扁平、衣のひだは自然な柔らかさを表し、装飾的です。

寄木造 十一面観音立像

1躯
指定年月日 昭和42年3月30日
所在地 笠間市手越195
管理者 東性寺