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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 阿弥陀如来立像 (像内寛文十三年修理奥書ノ仏説阿弥陀経一巻等アリ)

もくぞう あみだにょらいりゅうぞう

茨城町

本像は、寄木造、漆箔(しっぱく)、一躯、像高88cmです。
檜材、頭部前後矧(は)ぎ、玉眼(ぎょくがん)、首枘(くびほぞ)を設け、体部も前後矧ぎ、内刳(うちぐり)を施し、両肩外側部・両袖口・両手首・両足先を矧ぎ寄せ、円光背(えんこうはい)を配し、蓮華座(れんげざ)上に立つ来迎印(らいごういん)を結んだ阿弥陀像です。
面相の表現も、法衣(ほうえ)の衣文(えもん)の浅い彫り口もやや形式化し、室町時代の造立と思われますが、江戸時代の修理部分も多くあります。
像内から、寛文13年(1673)修理奥書(おくがき)の仏説阿弥陀経一巻が見つかっています。

木造 阿弥陀如来立像 (像内寛文十三年修理奥書ノ仏説阿弥陀経一巻等アリ)

1躯
寸法 像高88cm
指定年月日 昭和42年11月24日
所在地 東茨城郡茨城町下座628
管理者 下座地区
制作時期 室町時代