いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 観音菩薩坐像

もくぞう かんのんぼさつざぞう

日立市

像高59.3cmで、玉簾寺(ぎょくれんじ)観音堂の本尊です。しかし、失われてしまっていますが、当初は高い金銅板製宝髻(こんどうばんせいほうけい)を結んでいたと考えられます。宝冠(ほうかん)を戴き、両肩から上膊(じょうはく)をおおう衲衣(のうえ)と、右肩には下に偏衫(へんさん)をまとい、腹前で禅定印(ぜんじょういん)を結び結跏趺坐(けっかふざ)する姿で、これは禅宗寺院に多くみられる宝冠釈迦如来像です。

木造 観音菩薩坐像

1躯
寸法 像高59.3cm
指定年月日 昭和44年12月1日
所在地 日立市東河内町899
管理者 玉簾寺
制作時期 室町時代前期頃