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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 十一面観音菩薩像

もくぞう じゅういちめんかんのんぼさつぞう

かすみがうら市

本像は、像高90cmを計る寄木造、十一面四臂(しひ)の法蔵寺(ほうぞうじ)本尊です。
檜材を使用し、頭・体部とも前後に矧(は)ぎ、両脚部を矧ぎ寄せています。
頭部は頂上仏面(ちょうじょうぶつめん)と化仏(けぶつ)二面を残すのみで、他は失われ、光背(こうはい)・台座もありません。
宝髻(ほうけい)を高く太めに刻み、面相にも張りがあり、四臂の構成も巧みですが、裳(も)の彫り口は重々しく複雑でやや固くなっています。

木造 十一面観音菩薩像

1躯
寸法 像高90cm
指定年月日 昭和44年12月1日
所在地 かすみがうら市深谷1399
管理者 法蔵寺 川田泰弘
制作時期 鎌倉時代末