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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 不動明王像及び両童子

もくぞう ふどうみょうおうぞうおよびにりょうどうし

笠間市

不動明王は、檜材の寄木造で彩色(さいしき)され、眼には玉眼(ぎょくがん)が入っています。
頭の上には、八葉蓮華(はちようのれんげ)をのせ、編んだ髪の毛は左肩に垂らし、両眼を同じように見開いて正面を向き、上の歯の牙で下唇を噛み、左手に絹の布で作った縄の羂索(けんさく)を、右手に宝剣(ほうけん)を持つ坐像です。
また、脇侍(きょうじ)の制多迦(せいたか)・矜羯羅(こんがら)の両童子は立像で、檜材の寄木造です。
全体に墨を塗っていますが、完全な形でよく保存されています。
両童子とも不動明王の使者で左右に控えた従者です。

木造 不動明王像及び両童子

3躯
指定年月日 昭和46年1月28日
所在地 笠間市箱田861
管理者 下箱田総代会
制作時期 1504年(永正元)