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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

矢口家住宅(付家相図7枚)

やぐちけじゅうたく(つけたりかそうず7まい)

土浦市

土浦では、天保12年(1841)9月12日の大火後、町屋が土蔵造に変わりましたが、その代表的な建物です。
水戸街道に面した土蔵造で、店蔵・袖蔵・元蔵と称する3蔵より構成されています。いずれも2階建で、店蔵は店と居室からなり、袖蔵と接続しており、元蔵は離れています。
家相図は、天保9年(1838)、弘化3年(1846)、同4年(1847)、文久4年(1864)、明治45年(1912)、大正5年(1916)、年不明(おそらく昭和期)の7枚があり、建物の変遷が分かって貴重です。

建物の構造・規模

  • 店蔵
    (店部)桁行4間半、梁間3間、2階建土蔵造、桟瓦葺、切妻造
    (居室部)桁行5間、梁間4間半、2階建土蔵造、桟瓦葺、寄棟造
  • 袖蔵
    桁行6間、梁間2間半、2階建土蔵造、桟瓦葺、寄棟造
  • 元蔵
    桁行6間半、梁間3間、2階建土蔵造、桟瓦葺、切妻造

矢口家住宅(付家相図7枚)

3棟
指定年月日 昭和55年12月25日
所在地 土浦市中央1-6-13
管理者 個人
制作時期 天保末頃(1841~44)