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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 如意輪観世音菩薩坐像

もくぞう にょいりんかんぜおんぼさつざぞう

鉾田市

厨子(ずし)の中に安置される観世音菩薩坐像は、榧(かや)材の一木造で、像高が85cmあります。
頭に宝冠(ほうかん)を戴き、首を右に曲げ、右膝を立て、膝に右肘をのせ、拳を軽く握って頬に当て、思惟相(しいそう)を表しています。
11世紀末から12世紀初の作とみられ、祐印という仏師僧が鎌倉時代の仁治2年(1241)、この観音像を修理したことが台座に刻まれています。

木造 如意輪観世音菩薩坐像

1躯
寸法 像高85cm
指定年月日 昭和46年3月29日
所在地 鉾田市汲上1731
管理者 華徳院
制作時期 平安時代初期