いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 阿弥陀如来立像

もくぞう あみだにょらいりゅうぞう

那珂市

寄木造、漆箔(しっぱく)、1躯、像高95.4cm、阿弥陀寺の本尊仏です。通肩(つうけん)の法衣(ほうえ)をまとい、来迎印(らいごういん)を結び、放射光背(ほうしゃこうはい)を配し、踏割蓮華座(ふみわりれんげざ)上に立つ像です。檜材で頭部前後を矧(は)ぎ、玉眼(ぎょくがん)、首枘(くびほぞ)を設けています。
体部も前後を矧ぎ、両肩外側部・両袖口・両手首・両足先を矧ぎ寄せています。大粒の螺髪(らほつ)、低い肉髪(にっけい)の表現など、鎌倉風を示しています。
像容・衣文(えもん)の彫り口などやや定型化しています。

木造 阿弥陀如来立像

1躯
寸法 像高95.4cm
指定年月日 昭和46年10月28日
所在地 那珂市額田南郷375
管理者 阿弥陀寺
制作時期 鎌倉時代