いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 薬師如来坐像

もくぞう やくしにょらいざぞう

桜川市

地方仏師の作で銘文があります。
像高56cmで、胴体の一部が一木で他は寄木造です。
仏体と台座は指一本を欠くほか完全で、鎌倉時代末期の参考になる仏像です。
銘文「大仏師讃岐法印、大旦那沙弥朱妙、同中臣佐良、貞和二年五月九日」(1346)があり、これは、磯部氏の尽力により像の体内から見出されたもので、他にも判読しかねる銘文があります。

木造 薬師如来坐像

1躯
寸法 像高56cm
指定年月日 昭和46年10月28日
所在地 桜川市磯部779
管理者 磯部稲村神社(茨城県立歴史館寄託)
制作時期 鎌倉時代末期