いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

銅造 阿弥陀如来立像

どうぞう あみだによらいりゅうつぞう

那珂市

像高43.2cmで、両肩を通す通肩(つうけん)の法衣(ほうえ)をまとい、来迎印(らいごういん)を結んで蓮華座上に立つ像です。
前後の合わせ型による全体一鋳(いっちゅう)で、両手首は袖口に差し込み、矧(は)ぎ付けして、光背(こうはい)・台座は後補です。
原型は木型と思われます。
肉髻(にっけい)はやや低く、螺髪(らほつ)の粒は大きく、髪際(はっさい)が緩い波形であるなど、鎌倉風の古様をとどめていますが、面相部の表現、衣文(えもん)の形制(ぎょうせい)などは固く、形式化されています。

銅造 阿弥陀如来立像

1躯
寸法 像高43.2cm
指定年月日 昭和47年12月18日
所在地 那珂市瓜連1221
管理者 常福寺
制作時期 江戸時代