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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 万年太夫夫婦坐像(胎内像含)

もくぞう まんねんだゆうふうふざぞう

日立市

水戸藩第2代藩主徳川光圀が、諏訪神社に参詣の際に、万年太夫の古い像の永久保存を考えて、それを胎内に収める新像2体を工人に命じて造らせ、諏訪神社に奉納したものです。
光圀奉納の夫像は像高60cm、坐幅49cmで、婦像は像高51cm、坐幅49cmです。2体とも一木造、櫟(いちい)材、鎌倉時代の着衣の像です。
胎内の夫像は高27.5cm、坐幅21.5cm、同婦像は、高23.5cm、坐幅19.0cmです。2体とも一木造、櫟(いちい)材と思われます。像は鎌倉時代の着衣で、夫像は神職の服装、婦像は打掛け姿です。かなり傷みがあったのを、県指定後、京都の公益財団法人美術院国宝修理所で補修されました。

木造 万年太夫夫婦坐像(胎内像含)

4躯
寸法 光圀奉納の夫像:像高60cm、坐幅49cm
光圀奉納の婦像:像高51cm、坐幅49cm
胎内の夫像:高27.5cm、坐幅21.5cm
胎内の婦像:高23.5cm、坐幅19.0cm
指定年月日 昭和49年3月31日
所在地 日立市諏訪町3-11-13
管理者 諏訪神社
制作時期 江戸時代初期(胎内像は鎌倉時代)