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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 聖徳太子立像(摂政太子像)

もくぞう しょうとくたいしりゅうぞう

下妻市

衣冠束帯(いかんそくたい)の摂政太子像(せっしょうたいしぞう)です。
檜材、寄木造、白土下地(したじ)彩色(さいしき)、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)、像高65cmです。
太子の像容は、3歳の南無太子像(なむたいしぞう)・16歳の孝養像(こうようぞう)・壮年期の摂政太子像・衣冠束帯像・馬上太子像などいろいろな姿があります。
県内の浄土真宗寺院には多くの太子像が残されていますが、そのほとんどが孝養像で、このような摂政太子像は、県内は無論、全国的にも数少なく、その内でも優れた作品といわれています。
なお、像を安置する黒漆(くろうるし)箱形厨子(ずし)の框裏(かまちうら)には天正9年(1581)の墨書銘(ぼくしょめい)があります。

木造 聖徳太子立像(摂政太子像)

1躯
指定年月日 昭和59年3月8日
所在地 下妻市下妻乙350
管理者 光明寺
制作時期 室町時代初期