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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 聖徳太子立像(松葉太子像)

もくぞう しょうとくたいしりゅうぞう(まつばたいしぞう)

古河市

一躯、像高96cm、寄木造・玉眼・彩色(さいしき)です。
頭髪を美豆良(みずら)に結い、ふっくらとした顔に童形を表し、袍(ほう)をまとい、袴(はかま)をはき、沓をはいています。
銘記(めいき)・作者ともに不明ですが、慶派(けいは)らしい線の太さと彫り口の確実さは、鎌倉時代前期の良さがよく表れています。
一般に太子像は、童子から壮年期まで沈鬱な表情に造られますが、この七歳像は毅然とした中に明るさを漂わせた面貌につくられています。
美術的にも、年代的にも、また、七歳像の稀少性からも貴重です。

木造 聖徳太子立像(松葉太子像)

1躯
寸法 像高96cm
指定年月日 昭和63年1月25日
所在地 古河市中田1334-1
管理者 光了寺
制作時期 鎌倉時代前期