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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 薬師如来坐像 (附木造両脇侍立像2躯)

もくぞう やくしにょらいざぞう(つけたりもくぞうりょうわきじりゅうぞう)

潮来市

本尊の薬師如来は、檜材、寄木造の坐像です。
玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)、素地漆箔(そじしっぱく)仕上げ、像高66.1cm、頭部低平な肉髻(にくけい)に大粒の螺髪(らほつ)、強くうねる髪際(はっさい)線、大きく弧を描く眉に、切れ上がった両眼の面貌、左肩にかかる納衣(のうえ)の端を大きく折り返して肘近くまでかける表現など、鎌倉時代から南北朝時代、即ち14世紀頃の作風を示しています。
脇待である日光・月光両菩薩は木造寄木造の立像で、日輪と月輪の持ち物をもち、作風は本尊とほぼ同時代です。

木造 薬師如来坐像 (附木造両脇侍立像2躯)

1躯
寸法 像高66.1cm
指定年月日 平成9年1月27日
所在地 潮来市堀之内1230
管理者 二本松寺