いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 千手観音坐像

もくぞう せんじゅかんのんざぞう

下妻市

明治時代に廃寺になった真寿院に安置されていた仏像で、鎌倉時代後期(13世紀)の制作で、寄木造、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)の技法が使われています。
全体に形式化が見られますが、明快な表情や写実的で、程良く弾力のある体躯(たいく)の質感などは、鎌倉時代の作風を示しています。
像高が65.5cmで小像ですが、当地方の中世彫刻を代表する作品のひとつとして高く評価できます。

木造 千手観音坐像

1躯
寸法 像高65.5cm
指定年月日 平成11年1月25日
所在地 下妻市下妻乙498
管理者 小野子自治区