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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

銅造 大日如来及三十日仏坐像

どうぞう だいにちにょらいおよびさんじゅうにちぶつざぞう

水戸市

仏性寺(ぶっしょうじ)本堂の本尊大日如来と三十日仏のうち残存する20躯の仏像群です。
本尊の像高は45.1cm、三十日仏の像高は18cmないし21cmで、本尊の背には文安5年(1448)制作の銘があります。
三十日仏には、背に一日から三十日までの日付とともに、如来や菩薩の名称が彫られ、仏像群全体が大日如来を中心とする曼荼羅(まんだら)の世界を構成しているものと推測されます。
三十日仏は、中国に起源をもつ仏像群で、日本では中世になってから信仰されるようになりました。
三十日仏の仏像群は、県内における初めての発見で、日本全国をみても作例のきわめて少ない貴重なものです。
また、当地方における中世の仏教信仰のあり方を示す事例として重要なものです。

銅造 大日如来及三十日仏坐像

21躯
寸法 本尊:像高45.1cm
三十日仏像高:18cmないし21cm
指定年月日 平成12年11月27日
所在地 水戸市栗崎町1985番地
管理者 仏性寺