いばらきの文化財
文化財種別
県指定 有形文化財 彫刻
木造 阿弥陀如来及脇侍像
もくぞう あみだにょらいおよびわきじぞう
つくばみらい市
大楽寺(だいらくじ)の本尊として本堂に安置された阿弥陀三尊で、脇侍菩薩1躯を欠いています。像高は本尊が87.6cm、脇侍が104cmで、制作年代は平安時代末期から鎌倉時代初期です。
本尊の阿弥陀如来は、檜材による一木造で、構造は頭部を前後に割矧(は)ぎ、体躯(たいく)を前後二材製とし両脇を矧ぎつけています。脇侍の菩薩像は、檜材による寄木造りで、右腕を欠失しています。
2躯の仏像は同じ時期に制作されたもので、平安末期の様式に加え、本尊の衣文(えもん)の強調された点や表情などに新しい時代の作風が感じられます。保存状況は概して良好で、県南西部における平安末期から鎌倉初期の作品として貴重なものです。
木造 阿弥陀如来及脇侍像
数 | 2躯 |
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寸法 | 像高:本尊87.6cm 像高:脇侍104cm |
指定年月日 | 平成12年11月27日 |
所在地 | つくばみらい市福岡台入会地12番地 |
管理者 | 大楽寺 |