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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

金村別雷神社本殿(附棟札1枚)・本殿覆屋

かなむらわけいかづちじんじゃほんでん(つけたりむなふだ1まい)・ほんでんおおいや

つくば市

金村別雷神社は、社蔵の「雷神宮略縁起」<宝永5年(1708)>によると、承平年間(931~938)に京都の賀茂別雷神社を勧請して創祀された神社で、雷除けや疱瘡治癒の神として知られてきたといいます。
現在の本殿は、正徳元年(1711)の棟札があり、様式手法からみてもその時のものと考えられます。大工は山川村(現結城市)の市村安兵衛・吉兵衛兄弟といわれています。間口6.6尺、中規模の一間社流造で、屋根はこけら葺です。彫刻を多用した装飾豊かな建築です。
覆屋は、社蔵記録にいう「上屋天保二年(1831)八月改造」がこれにあたるものと思われます。方四間、入母屋造で、覆屋としては本格的な建築です。

金村別雷神社本殿(附棟札1枚)・本殿覆屋

2棟
指定年月日 平成3年1月25日
所在地 つくば市上郷8319-1
管理者 金村別雷神社
制作時期 江戸時代中期