いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

石造五輪塔

せきぞうごりんとう

土浦市

この五輪塔は花崗岩材でつくられ、地輪(じりん)は割合に大きく、その上の水輪(すいりん)は均整がとれ、火輪(かりん)は軒口(のきぐち)上部両端に反りを持たせ、下端がそれに伴わないために分厚い感じを受けます。
空輪(くうりん)、風輪(ふうりん)が比較的大きいので全体の調和に欠けていますが、安定感はよくなっています。無銘ですが、時代の様式を考える上で貴重な文化遺品です。
室町時代の作と推定されます。

石造五輪塔

1基
指定年月日 昭和45年5月28日
所在地 土浦市本郷1093
管理者 個人
制作時期 室町時代