いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

綿引家住宅主屋・倉

わたひきけじゅうたくおもや・くら

水戸市

この住宅は、江戸時代末期の旧吉田村(現水戸市元吉田町)の庄屋の居宅です。
主屋は、木造平屋、茅葺、右土間、整形6間取りの直屋型で、平面は農家形式ですが、土間が狭く居住部が広くなっています。居住部奥に床の間・書院付の座敷があり、室境や縁柱(えんばしら)通りには透かし彫り欄間が見られます。また、たいこ落としの太い梁材を幾重にも重ねた土間部の小屋組の威容などには、村役人としての役柄を示した家屋構成が見られます。
別棟の倉庫は、半間毎に柱を建て、貫を化粧で見せ、目板付縦張りの板壁を内側に張ったもので、入り口にはネズミ返しが取り付けられています。

主屋

綿引家住宅主屋・倉

2棟
指定年月日 平成3年1月25日
所在地 水戸市元吉田町2192
管理者 個人
制作時期 江戸時代