いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

六地蔵石幢

ろくじぞうせきどう

つくば市

石幢の笠(かさ)には蕨手(わらびて)がないのが原則で、下妻市加養(かよう)の東光寺にある永和3年(1377)の六角地蔵石幢はその方式に沿っています。
ところが、土浦市盛泉寺(じょうせんじ)の永正16年(1519)作の六角地蔵石幢を始めとして、それ以後、筑波山周辺に爆発的に流行するこの形式の石幢は全て蕨手があり、そのためこのような石幢を通称六地蔵型石灯籠と呼んできました。
花崗岩製で総高250cm、安土・桃山時代の頃と作と考えられます。

六地蔵石幢

1基
寸法 総高:250cm
指定年月日 昭和46年1月28日
所在地 つくば市平沢582
管理者 平沢区
制作時期 室町時代後期