いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

ハ稜鏡

はちりょうきょう

那珂市

径12.2cm、厚さ0.7cm、重さ500gの鏡です。
内区(ないく)・外区(がいく)ともに菊唐草(きくからくさ)を配し、一方に双雀(そうじゃく)を寄せる八稜鏡(はちりょうきょう)です。
蓮華座鈕(れんげざちゅう)、蒲鉾式直線縁(かまぼこしきちょくせんぶち)、界圏(かいけん)は「へ」の字圏で、全体的に厚ぼったい印象を与えます。
模様も肉取りが厚く立体的な表現が取られていますが、花びらなどに同じ形の篦(へら)をつくり、それを押しているため固く形式化し、鈍くなっています。
これらはいずれも制作年代の古いことを示しています。
寺伝によれば、応永年間(1394~1427)に了誉(りょうよ)へ岩瀬明神から布施されたものと伝えられています。

ハ稜鏡

1面
寸法 径12.2cm、厚さ0.7cm、重さ500g
指定年月日 昭和47年12月18日
所在地 那珂市瓜連1221
管理者 常福寺
制作時期 鎌倉時代中期