いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

石造燈籠

せきぞうとうろう

土浦市

この燈籠は花崗岩材で作られ、高さは約2.3mです。
基壇(きだん)は後補のものと思われ、方形の雲母片岩石で、基礎は円形で中心飾りと格狭間(こうざま)はありませんが、反花(かえりばな)ははっきりと彫られています。
竿(さお)は上下の各節(ふし)に一帯と中節に三帯の節があり、ここに紀年の「永正八天辛未十二月二十日」(1511)が彫られ、中台(ちゅうだい)には中心飾りや格狭間があります。
その上の火袋(ひぶくろ)は六角形で火袋受座段型ですが、風化のためはっきりしていません。
社前の燈籠としては県内最古の在銘(ざいめい)で、室町時代の基準となる資料として貴重な文化遺品です。

石造燈籠

1基
寸法 高さ約2.3m
指定年月日 昭和56年12月24日
所在地 土浦市小野126-7
管理者 日枝神社
制作時期 室町時代