いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

能面

のうめん

常陸大宮市

尉(じょう)、白色尉(はくしきじょう)、三番叟(さんばそう)で使用する黒色尉(こくしきじょう)、女、天神(てんじん)及び女の6つの面があり、尉は縦21.0cm、横13.7cm、横12.9cmで材質は檜材です。
尉の面表は、肉色彩色(にくいろさいしき)であったようですが、現在は剥落しており、唇は朱、歯は黒、口髭(くちひげ)、口下髭、顎鬚(あごひげ)に植毛の孔が残り、頭にも植毛の線が残っています。面裏は刃痕をみせ、黒色を塗っています。
女の面表は、白色彩色(しろいろさいしき)、唇は朱、頭髪と歯は黒、面表も黒色を塗っています。

能面

6面
寸法 尉:縦21.0cm、横13.7cm、横12.9cm
指定年月日 平成4年1月24日
所在地 常陸大宮市下町221
管理者 甲神社
制作時期 室町時代初期