いばらきの文化財

県指定 記念物 天然記念物

三浦杉

みうらすぎ

常陸大宮市

吉田八幡神社の長い石段から続く境内は杉の大木におおわれ、その石段の両側にも杉が林立しています。
中でも特に目につく二本の杉の巨木があり、これが県指定天然記念物の三浦杉です。
樹齢は800年以上、幹周囲10m、樹高59m、枝下28mというこの杉は、久寿2年(1155)相模国・三浦大介義明が、下野国・那須野に金毛九尾の悪狐退治に行く途中、この神社に参拝し、「我宴護により能く悪狐を護ば此の杉天にそびゆべし」と植えた杉と伝えられています。
はじめは「鎌倉杉」といわれましたが、この話を聞いた徳川光圀が、「三浦杉」と命名しました。

三浦杉

2株
指定年月日 昭和6年12月4日
所在地 常陸大宮市小田野172
管理者 吉田八幡神社