いばらきの文化財

県指定 記念物 天然記念物

金砂山の大ヒイラギ

かなさやまのおおひいらぎ

ひたちなか市

金砂山の大ヒイラギは堀口地内の金砂神社境内にあるヒイラギの巨木で、樹齢は400年とも600年ともいわれています。
全部で5株あり、その中の1株の樹高は約15m、樹周囲は約2.4mです。
ひたちなか市域でヒイラギがこれほどの巨木に成長するのはまれです。
昭和10年(1935)に県指定文化財に指定されましたが、現在は樹勢はあまりよくありません。
これらのヒイラギには、次のような伝説が残っています。
昔、5人の兄弟がこの地に金砂神社を建て、各自1本ずつヒイラギを寄進して植えました。
分祀祭(ぶんしさい)の日に、一天にわかにかき曇り、雷鳴天地を震わすと、黒雲の間より突如として5匹の竜が5本のヒイラギに天降り、祭事が済むとヒイラギをよじ昇って昇天しました。

金砂山の大ヒイラギ

5株
指定年月日 昭和10年12月27日
所在地 ひたちなか市堀口1(金砂神社境内)
管理者 金砂神社