いばらきの文化財

国指定 有形文化財 建造物

重要文化財

薬王院本堂

やくおういんほんどう

水戸市

薬王院は、吉田神社から南の方へ800mほどのところに位置します。かつては、吉田神社の神宮寺で、天台宗の名刹として長い歴史をもっています。
平安時代の開基といわれ、第50代桓武天皇の勅願により、大同2年(807)に伝教大師最澄が創建したものと伝えられています。 
本堂は、大永7年(1527)焼失ののち、享禄2年(1529)に再建され、さらに貞享3年(1686)には徳川光圀が大修理を行い、昭和43年(1968)にも解体修理が行われました。
茅葺き型銅板板葺き入母屋造の堂々たる姿で、室町期建築の手法を今日に伝えています。

薬王院本堂

1棟
指定年月日 昭和41年6月11日
所在地 水戸市元吉田町682
管理者 薬王院
制作時期 室町時代