いばらきの文化財

国指定 記念物 名勝

重要文化財

桜川(サクラ)

さくらがわ(さくら)

桜川市

磯部稲村神社の参道をはさんで、両側約1kmに及んで桜の並木があり、古来磯部の百色桜として、桜の名勝となり、吉野に次いで有名でした。
東北産の品種シロヤマザクラを中心として、花の色、香りなどに富み、学術的に貴重な存在です。
現在、巨樹は殆んど枯死し、ソメイヨシノ、ヤマザクラなどを補植したものです。『後撰集』には紀貫之の「常よりも春べになればさくら河花の波こそ間なく寄すらめ」があり、その他多くの歌に詠まれています。
また、世阿弥元清の作である謡曲「桜川」は、この地を題材にしたものです。桜川市山口の鏡ケ池に源を発する桜川は、台地の北側から西へ流れ、筑波を経て霞ケ浦口にそそぐ川です。

桜川(サクラ)

指定年月日 大正13年12月9日
所在地 桜川市磯部135ほか
管理者 桜川市