いばらきの文化財

国指定 有形文化財 建造物

重要文化財

山本家住宅

やまもとけじゅうたく

神栖市

山本家は鹿島灘に近い神之池畔にあって、江戸時代中期以降名主を務め、地引網漁の網元でもありました。
住宅は寄棟造、茅葺で間口19.6m、奥行10.6m、棟高8.98m、平面積244.383m2、軒面積280.471m2の南正面東寄りに突出部を付けた曲屋形式であり、正面及び西側面がせがい造となっています。
平面は突出部を含む東端をニワバ(土間)、その西及び北奥を床上部とし、土間寄りの南側よりウチエン、広間、オメエサマ(仏間)、西ヘヤに区画し、これらの西側に玄関、オクノザシキ、オクノマの接客部三室を並べ、土間奥にもオダヤとその東室の二部屋を設けています。
建築後、文化11年(1814)から14年(1817)にかけて大きな改造があり、その後も小改造を重ねてきましたが、平成4年(1992)より2年間かけて行われた全面解体修理工事によって、建築当初の姿に復元されました。

山本家住宅

1棟
指定年月日 昭和51年2月3日
所在地 神栖市奥野谷4281
管理者 個人
制作時期 江戸時代中期