いばらきの文化財

国指定 有形文化財 建造物

重要文化財

善光寺楼門

ぜんこうじろうもん

石岡市

善光寺は、真言宗豊山派に属し「善光寺縁起」によると、文亀元年(1501)3月、当時、小田城主であった小田成治の母堂が善光寺如来を深く信仰し、万代安穏の地としてこの地を選び建立したと伝えられています。
楼門の確かな建立時期は不明ですが、頭貫や木鼻、蓑束、紅梁、蟇股などに見られる絵様繰形などは、明らかに室町時代中期の特色を示しています。
現在の楼門は、平屋建ですが屋根裏を見ると上層部の軸受けと上層回縁の腰組、旧小屋梁、組物などの残欠から、当初は楼門(二階建)として建立されたと考えられます。

善光寺楼門

1棟
指定年月日 昭和58年12月26日
所在地 石岡市太田940-1
管理者 善光寺
制作時期 室町時代中期