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いばらきの文化財

国指定 有形文化財 建造物

重要文化財

石岡第一発電所施設 3所、3基、3棟

いしおかだいいちはつでんしょしせつ

高萩市

石岡第一発電所施設は、茨城県北東部に位置し、大北川にほぼ平行して東西に延びる水路式発電所施設です。
石岡第一発電所施設は、日立鉱山の施設拡充に伴う電力需要の増加に対応するため、久原鉱業所日立鉱山工作課長小平浪平および同課技師宮長平作を中心として建設が進められたもので、明治42年(1909)10月に着工、44年10月に竣工し、大正期の増設工事を経て現在の状態に整えられました。
石岡第一発電所施設は、近代日本有数の銅山として知られる日立鉱山を代表する遺構の一つとして、産業技術史上、価値が高いものです。また、施設を構成する本館、橋梁等の類型を異にする構造物全般にわたり鉄筋コンクリート技術を用いたわが国で最初の発電所施設であり、中でも本館はわが国に現存する最古級の鉄筋コンクリート造建築物として貴重なものです。

(写真提供 東京発電株式会社) (写真)石岡第一発電所施設 本館発電機室

石岡第一発電所施設 3所、3基、3棟

3所、3基、3棟
指定年月日 平成20年12月2日
所在地 高萩市大字横川
北茨城市中郷町石岡
管理者 東京発電株式会社