いばらきの文化財
文化財種別
国指定 有形文化財 彫刻
重要文化財
木造 不動明王及二童子立像
もくぞう ふどうみょうおうおよびにどうじりゅうぞう
つくばみらい市
中央の不動明王は像高100.0cm、二童子は各60cm余りの不動三尊像です。
いずれも檜材で作られ、中尊と制多伽童子(せいたかどうじ)は、首枘(くびほぞ)を設け、矜羯羅童子(こんがらどうじ)は、頭、躰部を通して一材より彫成し、躰部は各像とも内刳(うちぐり)を施しています。
その木寄せは簡明で、あまり規矩(きく)にとらわれていません。
その彫法も、衣褶(いしゅう)などは浅く、装飾的に整え、面相のつくりも誇張がなく、むしろ二童子像の眉根を寄せた独特の表情や下半身を長目につくる細身の躰躯とその柔軟な動きには、瀟洒な味わいがあって、平安時代後期の趣致をよく示しています。
板橋のお不動さんとして知られる清安山願成寺不動院(せいあんざんがんじょうじふどういん)の本尊として本座に安置されています。
木造 不動明王及二童子立像
数 | 3 |
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寸法 | 不動明王(写真中央):像高100.0cm 二童子:各60cm余り |
指定年月日 | 大正4年8月10日 |
所在地 | つくばみらい市板橋2370 |
管理者 | 不動院 |
制作時期 | 平安時代後期 |