いばらきの文化財
文化財種別
国指定 有形文化財 考古資料
重要文化財
埴輪男子立像(群馬県藤岡市本郷出土)
はにわだんしりつぞう
石岡市
箱型の座上に立つ、鍔(つば)の広い天冠(てんかん)のような被物をかぶった男子像です。肩まで垂れた大きな美豆良(みずら)の下部は紐を三匝(さんそう)して飾り、その下に耳環(みみわ)をのぞかせています。
頸には丸玉をめぐらし、盤領(まるえり)の衣をつけ、褌(ふんどし)には足結を施し、沓(くつ)をはいています。
衣には二か所胸紐を結び垂らし、腰には二乗の帯をしめ、下方の帯には長方形の革袋様のものを左腰上に下げています。
なお、前面には大刀、左側面には鞆(とも)を付していた跡があります。
手には籠手(こて)を付けていますが、その作りは皮製のものを表わすかのようです。
衣の裾(すそ)には表現の誇張的なものがあります。
埴輪男子立像(群馬県藤岡市本郷出土)
数 | 1体 |
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指定年月日 | 昭和34年12月18日 |
所在地 | 石岡市高浜880 |
管理者 | 個人 |