いばらきの文化財

国指定 有形文化財 建造物

重要文化財

八幡宮本殿

はちまんぐうほんでん

水戸市

建造年代は、内部の羽目板裡に残された墨書などによれば、慶長3年(1598)です。随所に見られる手の込んだ手法には、組物や彫刻などに桃山から江戸初期の時代色と地方色が見られます。
入母屋造、こけら葺き、正面に3間の向拝をもつ、和様・唐様の折衷様式です。
当初、八幡小路(現水戸市北見町)に鎮座され、元禄7年(1694)に那珂西村(現東茨城郡城里町那珂西)に移り、宝永5年(1708)現在の地に移築が完了したことが、墨書・棟束により明らかになっています。
平成7年(1995)から11年(1999)にかけて、全解体修理が行われました。

八幡宮本殿

1棟
指定年月日 昭和29年9月17日
所在地 水戸市八幡町8-54
管理者 八幡宮
制作時期 安土桃山時代