常陸太田市立誉田小学校 5学年
活動プログラム
防災キャンプ型「自然災害に対処する方法を身に付けよう」
プログラムの目的・目標
突然の自然災害等においてどのように対応するべきか自ら課題をもち、災害時を想定した体験活動を通して、自他の身の守り方を考え実践できる児童を育成する。
児童・生徒が設定した主な課題
- 災害時に自分の身を守る方法を考えよう。
- 自分や他人の命を守る方法を身に付けよう。
宿泊先
常陸太田市西山研修所
〒313-0041 常陸太田市稲木町1699-8
TEL 0294-72-0359
学習過程と流れ
【事前】学校等での学習内容・活動(6時間)
課題の設定
- 突然の自然災害において自分とまわりの人たちの命と安全を守る方法を考えよう。
授業内容
総合的な学習の時間
- 自然災害について調べよう(5年)
- マイタイムラインを作ろう(5年)
- 自然災害時に必要な物を考えよう(5年)
活動例
- 本やインターネットを利用し、日本や世界の自然災害について調べ、まとめる。
- マイタイムラインを作成する。
マイタイムラインの作成の様子
自然災害についてまとめている様子
施設等での学習内容・活動(7時間)
体験活動
消防署の協力も得ながら、災害時を想定した体験活動を行い、自分の身を守る方法、自分や他人の命を守る方法、協力して対処する方法などについて体験する。
- 非常食をもってウォークラリー
- 水消火器体験
- 煙道体験
- 通報訓練
- 心肺蘇生訓練
- 火おこし体験
主な連携先
- 西山研修所
- 常陸太田市消防本部
非常食をもってウォークラリーの様子
水消火器体験の様子
【事後】学校等での学習内容・活動(6時間)
まとめ・振り返り
- 体験前に予想したり考えたりした災害時に必要な物品や行動について振り返り、ワークシートにまとめる。
- 家庭でも実践できる防災活動についてまとめ、災害時における家族の行動について確認する。
- タブレットを使ってまとめた内容を、4年生に向けて発表する。
災害時についての話合いの様子
学んだことを4年生に伝えている様子
成果
アンケート結果から、「児童の防災意識が高まっている」「家族と防災について話し合う機会が増えている」ことが成果としてあげられる。
児童は、身近に起こりうる自然災害について調べ、マイタイムラインを作成したことで、突然の自然災害を自分事として考えながら体験活動に真剣に取り組むことができた。
宿泊を伴う体験の中で、グループの友達と協力して様々な災害時を想定した体験活動に取り組むことで、自分や他人の命や安全を守る方法について協力して対処する方法を学ぶことができた。
連絡先の西山研修所と常陸太田市消防本部からは、事前の打合せから様々な災害時を想定した体験活動を提案していただき、次年度以降も協力して活動を継続していくことを確認した。
今後の課題
今回は10月から12月の3か月の中での学習だったが、総合的な学習の時間や学級活動、社会科など教科・領域の年間指導計画を見直し、年間の中で防災教育の位置づけができるとよい。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 総務企画部 生涯学習課 学習支援担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5322
FAX:029-301-5339
メールアドレス:shogaku2@pref.ibaraki.lg.jp