笠間市立岩間第三小学校 6学年
活動プログラム
筑波山地域ジオパーク体験型
プログラムの目的・目標
筑波山地域ジオパークという教育資源を活用し、「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った宿泊を伴う課題解決型の体験活動を学習の個性化に配慮しながら行う。本体験活動を通して、他者とコミュケーションを図りながら、探求型の学びが日常的に行うことができるような児童の姿を目指す。
児童・生徒が設定した主な課題
- 自分たちが設定した課題を解決するために、現地で関係者とコミュケーションを図りながら課題解決に向けて取り組む。
宿泊先
茨城県中央青年の家
〒300-4101 土浦市永井987
TEL 029-862-3500
学習過程と流れ
【事前】学校等での学習内容・活動(20時間)
課題の設定
- 6月7日(火) ガイダンス 教頭、担任
- 6月8日(水)〜 総合的な学習の時間で情報収集
- 7月13日(水) 進捗状況確認 校長、教頭、教務、担任
- 7月25日(月)、26日(火) 個別の課題設定
- 8月 担任現地下見
- 9月 児童による関係機関との連絡調整
- 9月5日(月) つくばジオパークガイドによる協働学習
- 9月26日(月) 最終打ち合わせ 教頭、担任
- 9月27日(火) ひと・まちねっとわーく打ち合わせ 教頭
主な連携先
- NPOひと・まちねっとわーく職員授業サポート
- 笠間市:稲田神社、鳳台院
- 石岡市:常陸風土記の丘、舩塚山古墳、市役所
- つくば市:市役所、エキスポセンター、筑波山神社等
- かすみがうら市:霞ヶ浦歴史資料館、環境センター等
- つくばジオパーク
NPOひと・まちねっとわーく理事長によるガイダンス
筑波山地域ジオパーク推進協議会専門員によるガイダンス
施設等での学習内容・活動(23時間)
体験活動
実地学習1日目(令和4年9月28日)
- かすみがうら予科練平和記念館、記念公園
- 霞ヶ浦平和記念公園
- 中央青年の家着、オリエンテーション、ウォークラリー
- キャンプファイヤー
実地学習2日目(令和4年9月29日)
- 課題解決重視型の探求学習
主な連携先
- ひと・まちねっとわーく
訪問した施設での情報収集
筑波山を登山しながらの自然体験学習
【事後】学校等での学習内容・活動(20時間)
まとめ・振り返り
- 振り返り(10月〜11月)
- 学びのプレゼンテーション作成(11月〜12月上旬)
- 5年生へ学びを発信
日時 12月9日(金)11時30分〜(4校時)
場所 6の1、5の1、5の2各教室
方法 プレゼンソフトを活用したグルーブ別の発信 - 保護者、地域、関係者への学びを発信
日時 12月15日(木)13時30分〜(5・6校時)
場所 岩間三小体育館
方法 パビリオン児童発表会 9つのブース20分(発表10分、交流10分)×3回/指導者事業実践報告
参加 本校全職員19人、関係者25人、保護者30人
主な連携先
- 笠間市ICT支援員:プレゼンサポート(12/6、12/9)
お世話になった方々を招いての成果発表会
プレゼンソフトを使っての発表
成果
「主体的・対話的で深い学び」の視点から、外部人材を活用しての質の高い学びが実現できた。学びの本質に迫る授業改善が実践できたと考える。
児童のコミュケーション力が課題設定時から実地学習、事後活動の一連の教育活動を通して、大きく高まった。特に、実地学習や事後活動でのプレゼンでは、ものおじすることなく、地域住民等と対話しながら学びを深めることができた。
NPOひと・まちねっとわーくの全面的な協力により、実地学習に多くの選択肢を児童に与え、探求型の学習をダイナミックに展開することができた。
子供が町を歩くこと、町の大人と対話することで、町そのものを活性化する起爆剤となった。
今後の課題
持続可能な事業とするために学校・家庭・地域との協働に併せて、教育行政との協働等の改善策が必要である。また、事業の整理として生涯学習分野というよりは学校教育分野での探求型学習の推進の方が、教育課程に位置付けることを考えると学校としては取り組みやすいと感じる(授業時数も確保できる)。このプログラムがモデルとして展開するためには縦・横のネットワークによる環境整備を進めないと継続が難しい。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 総務企画部 生涯学習課 学習支援担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5322
FAX:029-301-5339
メールアドレス:shogaku2@pref.ibaraki.lg.jp