土浦市立都和南小学校 6学年
活動プログラム
サイクリング型「郷土の魅力を再発見しよう」
プログラムの目的・目標
地域資源である「つくば霞ヶ浦りんりんロード」で県内のサポートライダーの方々と交流しながらサイクリングを体験したり、施設見学を通して郷土の歴史を学んだりする活動など、郷土の魅力を体感する諸活動に主体的に取り組む。郷土の次世代を担う人材育成のため、この活動を通して、郷土の魅力について自ら課題をもち、よりよい郷土への関わり方について考え、実践できる力をもった児童を育成する。
体育館でのテント宿泊を防災学習の一環として体験することで、防災に対する意識を高める。
児童・生徒が設定した主な課題
- 土浦市の魅力とはどのようなものだろうか。
- わたしたちは、地域の魅力をどう生かすことができるのだろうか。
宿泊先
学校におけるテント泊
テント貸出:土浦市青少年の家
〒300-0844 土浦市乙戸1099
TEL 029-842-8429
学習過程と流れ
【事前】学校等での学習内容・活動(5時間)
課題の設定
- 郷土である茨城県や土浦市の良さはどんなところか。
授業内容
- 集団生活における自己の役割と責任の自覚(学級活動)
- 課題解決に向かう学習の理解(総合的な学習の時間)
- 防災学習(総合的な学習の時間)
- 長く続いた戦争と人々のくらし(社会科)
活動
- グループでタブレットを活用し、参考文献を調べる。
- 霞ヶ浦りんりんロードを地図で調べ、歴史や、近隣にある施設について調べる。
- 地区防災訓練を活用し、防災について調べ、防災時の対応について学習する。また、テントの種類や設営の方法について調べ、実際にテント設営練習を行う。
りんりんロードについての調べ学習
仲間と協力してテント設営の練習
施設等での学習内容・活動(8時間)
体験活動
郷土の豊かな自然について体験しながら学び、これからどのように魅力を生かしていくかについて考える。
- つくば霞ヶ浦りんりんロードで、サイクリングを体験する。
- 交通ルールや安全を意識した自転車の通行について学ぶ。
- 郷土の豊かな自然や充実した施設を体感する。(霞ヶ浦や筑波山、サイクリングロードや公園などの施設)
戦争と平和について、郷土に関わることとして、より実感をもって理解し、考えを深める。
- 予科練平和記念館で、学芸員の説明を聞き、施設を見学する。
主な連携先
- いばらきサイクリングサポートライダー(県スポーツ推進課)
- 広域レンタサイクル(ラクスマリーナサイクリングサポートデスク)
- 予科練平和記念館
予科練平和記念館に到着し、都和南小キャラクターみなみちゃんと
霞ヶ浦湖畔をサイクリング
【事後】学校等での学習内容・活動(4時間)
まとめ・振り返り
- グループごとに級友と協力し合って、プレセンテーションを作成する。(総合的な学習の時間)
- グループごとにブースを設定して、プレセンテーションを行う。(総合的な学習の時間)
- 郷土の自然・歴史についての体験を通して、よりよい郷土への関わり方を考えることができたかを自己評価する。
タブレット端末を活用したサイクリング体験のプレゼン発表
サイクリング体験の動画を視聴
成果
児童は、つくば霞ヶ浦りんりんロードを実際に自転車で走行するサイクリング体験を通して、自分たちの住む地域の自然や歴史に興味を持ち、自ら課題を解決するために主体的に活動することができた。
サイクリングは児童の安全に関わる体験活動であることから、関係団体とは事前に十分に相談を行い、事業について検討した。また、悪天候時を考え、予備日を設定し、延期の際の対応についても関係団体と協議しながら計画立案をした。サポートライダーの方々からは、小学校高学年を対象にした学校単位での体験活動は経験がない中でも、万全の準備(児童との関わり方やルート設定についての担当者との十分な打合せやルートの下見など)をして活動ができたという意見をいただいた。
今後の課題
今回はサイクリングを体験する活動が中心になった。サイクリングをきっかけに児童がもった郷土への興味や疑問を基に、現地に行ったり、文献やインターネットなどで調べたりして、情報を取得・整理し、自分で判断したり、考えをまとめたりできるようにすることが今後の課題である。
お問い合わせ先
茨城県教育庁 総務企画部 生涯学習課 学習支援担当
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6
電話:029-301-5322
FAX:029-301-5339
メールアドレス:shogaku2@pref.ibaraki.lg.jp