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「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」について(茨城県) チャート

本調査は、文部科学省が全国調査として実施したものですが、茨城県(国公私立学校)におけるデータは以下のとおりです。

令和4年度概要

暴力行為の発生件数

  • 暴力行為は前年度と比べ、小学校、中学校、高等学校とも増加した。児童生徒1,000人当たりの発生件数は12.1件(前年度7.3件)である。
  • 暴力行為を内容別に見ると、「対教師暴力」は309件(前年度(192件)より117件増加)、「生徒間暴力」は2,872件(前年度(1,715件)より1,157件増加)、「対人暴力」は23件(前年度(34件)より11件減少)、「器物損壊」は578件(前年度(316件)より262件増加)である。

いじめの認知件数

  • いじめの認知件数は、小学校、中学校、高等学校で増加し、特別支援学校で減少している。
  • 児童生徒1,000人当たりの認知件数は、77.8件(前年度72.6件)である。
  • いじめの現在の状況で「解消しているもの」の件数の割合は、前年度と比べ全体で 3.3ポイント減少している。
  • いじめ発見のきっかけを構成比で見ると、「アンケート調査など学校の取組により発見」が53.8%(前年度55.6%)で最も多い。「本人からの訴え」は17.3%(前年度16.7%)、「学級担任が発見」は10.0%(前年度10.6%)である。

小・中学校長期欠席者数

長期欠席者とは病気・経済的理由・不登校・その他の理由及び出席停止・忌引き等により年度間に30日以上欠席した者をさす。

  • 不登校児童生徒数について、小学校は7年連続で増加、中学校は10年連続で増加している。
  • 1,000人当たりの不登校児童生徒数は、小学校23.4人(全国17.0人)、中学校69.6人(全国59.8人)であり、全国と比べ、小学校・中学校とも多い。
  • 不登校児童生徒の欠席期間別人数は、以下のとおりである。※( )内は、不登校児童生徒に占める割合
    90日以上欠席している者は、小学校1,224人(37.2%)、中学校2,884人(54.5%)、全体4,108人(47.9%)
    出席日数が10日以下の者は、小学校165人(5.0%)、中学校499人(9.4%)、全体664人(7.7%)
    出席日数が0日の者は、小学校46人(1.4%)、中学校153人(2.9%)、全体199人(2.3%)
全国(人)
茨城県(人)

高等学校不登校生徒数

  • 高等学校における不登校生徒数は686人、1,000人当たり9.6人(前年度583人、1,000人当たり8.0人)で、1,000人当たりの不登校生徒数は、全都道府県で最も小さい値である。

中途退学生徒数

  • 高等学校における中途退学生徒数は、増加している。
  • 中退事由は、「学校生活・学業不適応」が42.6%で最も多く、「進路変更」が27.1%、「家庭の事情」が6.3%、「学業不振」が3.0%である。

それぞれの数値は、国公私立学校のデータを集計したものです。
小学校には、義務教育学校前期課程を含みます。
中学校には、義務教育学校後期課程及び中等教育学校前期課程を含みます。
高等学校には、全日制校、定時制校、通信制校及び中等教育学校後期課程を含みます。
全国のデータは文部科学省のホームページをご覧ください。